第49回日本診療情報管理学会学術大会にて『桜流鏑馬賞』受賞!【東京医療秘書福祉&IT専門学校】

2023年9月14日(木),15日(金)、第49回日本診療情報管理学会学術大会が青森で開催されました。日本診療情報管理学会は1975年(昭和50年)に発足して以降、診療情報管理の発展をけん引し、医療情報関連の諸学会との相互交流のできる新しい時代に適応することで診療情報学の確立に取り組んでいます。大会では毎年、業務現場における課題について、診療情報管理士を目指す学生の研究成果や現役の診療情報管理士による取り組みが発表され、業務に関する知見を広める機会となっています。

 

本校では2年次に校内で診療情報管理士科研究発表会を開催しており、最優秀賞を受賞したチームがさらに半年かけて研究をブラッシュアップし学術大会に臨んでいます。今年度は診療情報管理士科3年生3名の在校生が参加し、特別賞にあたる『桜流鏑馬賞』を受賞しました。

 

 

発表のテーマは、『HIM(診療情報管理士)を目指す学生を対象としたスキルチェックツールの有効性に関する検討』。本校代表の3名は先行研究などを元に、診療情報管理士を目指す者に必要なスキルを測るためのスキルチェックシート開発に取り組みました。本学のカリキュラムやシラバスで最終到達点を把握するのに加え、先生方に業務現場で求められるスキルについてインタビューを重ねて情報収集を行いました。開発したスキルチェックシートはExcelファイル上で70項目から構成されており、回答することで自動的にレーダーチャートが表示され、一目で現状スキルを把握できるツールとなっています。

 

スキルチェックシート開発の過程で在校生は、座学や実践といった教育課程の学びに加え、現場で働くために必要な協調性や社会性を培う機会として学校行事を結びつけることができ、専門学校での多様な学びの機会に改めて気付くきっかけになったようです。

 

発表当日は大変緊張した様子でしたが、ここまでの努力を全て出し切った結果、全45演題の中で「特別賞(桜流鏑馬賞)」という素晴らしい賞を頂くことができました。本学会での受賞は、本校開校以来初の快挙となります。

本学ではこれからも在校生の学びの機会充実に努めて参ります。

 

※本記事はこちらの記事から転載しています
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