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思い出の先生と会おう
思い出に残る先生と再会しよう

三木美香子さん 横浜医療秘書歯科助手専門学校を1997年3月卒業に卒業。病院やクリニックなどに医療事務として勤め、出産を機に退職。その後再就職し、現在は眼科のクリニックで10年目を迎えた。 佐藤由香先生 横浜医療秘書歯科助手専門学校。担当教科:医療事務。医療事務科担任。同校卒業後、医療事務として総合病院に勤務。退職して母校で教員となり、20年以上も医療事務を担当し、クラス担任も毎年経験。

今回、卒業生の三木美香子さんは「Sanko-Link」の応募フォームを通じて、佐藤由香先生との再会を希望されました。お勤め先の同僚のお子さんが横浜医療秘書歯科助手専門学校(横医秘)に入学されたと聞き、懐かしくなって三幸学園や同校のホームページを見ていたときに「先生に会おう」のコーナーを熟読されたそう。三木さんから応募があったとの連絡を受けた佐藤先生は即OK。20年ぶりの再会を楽しみにされていました。

医療事務を20年近く続けられたのも、思い出の言葉のおかげ

佐藤
本当に久しぶりね! 卒業して20年経った今も、医療事務を続けてるって聞いて、すごく楽しみにしてたの。卒業生がずっと社会で働いていてくれるのが一番うれしいから。
三木
先生も相変わらず元気がいいですね(笑)。
佐藤
そう? 昔に比べたら少し大人しくなったと思うわよ。まあ、私が話し始めると校舎全体に声が響くからすぐ分かるってみんなに言われるけど(笑)。そういえば、三木さんは最初に就職したクリニックはすぐに退職してしまったのよね。
三木
ええ、今思えば若気の至りで、就職でお世話になった先生方には申し訳ないとは思ったのですが……。勤めて半年経った頃、そこの院長と面談したときに「これからも続けていけるか」と尋ねられ、当時は続けていく自信が無くて「辞めます」とお返事しました。私がそこで居心地悪そうにしているのを、おそらく院長も感じていたんでしょう。
佐藤
でもすぐに自力で転職先を見つけるなんて偉いわ。
三木
医療事務そのものをやめる気はなかったですから。ただ、次に勤めたところも人間関係で悩んで結局1年半ほどで退職して、今度は新規に開院するという内科のクリニックに転職しました。
佐藤
次々と自分で道を切り開くのがすごいわね。開院準備から入るとすごく苦労するけど、貴重な経験になったでしょう。
三木
確かにそうですね。仕事を教えてくれる先輩もいなくて、すべてが手探りでしたが勉強になりました。それだけに愛着がわいて6年ほど勤めたんですが、その間に結婚して、20代後半のときに出産のため退職しました。ただ、医療事務の仕事は大好きだったので、子どもが3歳になり保育園に預けられるようになったので再就職したんです。
佐藤
眼科のクリニックに入ったのよね。眼科はほかの診療科に比べると手術も少なくて、使うお薬もある程度限られるから、診療報酬の算定もやりやすいとは聞くけど。子育ても考えながら勤め先を決めるのは難しかったでしょう。どういう条件で選んだの?
三木
子どもが小さいので家から近いことと、安定して働きたかったので正社員で入れるところです。それに私は大きな病院は苦手なんですよ。役割分担がはっきりしすぎていて、医療事務は診療報酬の算定だけになってしまいがちで。今のところは受付も検査準備のお手伝いもできるので楽しいですね。もう10年も勤めているので患者さんとも顔なじみになって、たまに休んだら、次にお会いしたとき「この前いなかったけど大丈夫?」と心配していただくこともあるんですよ(笑)。
佐藤
よかった、本当に医療事務の仕事と医療現場が好きなんだね。今の職場では立場は一番上になるの?
三木
社員は事務中心に行う私と、検査業務中心に行う社員1名の合計2人で、ほかの事務職などはパートで来ていただいています。年齢は私より上の方もいますが、一番長く勤めているのは私なので必然的に現場のリーダーみたいになりますね。なかなか馴染めない方もいますが、今はもううまくつき合うコツみたいなのは身につきましたから。
佐藤
そこに勤めているパートの方のお子さんが、今年うちの学校に入学したんでしょう。
三木
ええ、それを職場で聞いて学校が懐かしくなり、佐藤先生に久しぶりに会いたいなと思って。先生が私たちに「病院が適切に報酬を得られるよう算定しているのは医療事務なのだから、仕事に誇りを持って!」と言ってくれたことは、社会に出てからの大きな励みになりました。数年間のお休みはあっても医療事務を20年近く続けてこられたのは、この言葉が支えになってくれたからです。
佐藤
うわぁ、それはすごくうれしいな。

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話しやすかった佐藤先生に、たくさん質問したり相談したり

佐藤
三木さんは昔から本当に勉強熱心で、いつも質問しに来ていたよね。
三木
実は中学校のときまではそんなに真面目じゃなかったんです。でも高校では成績上位に入れたので、それを維持したくて勉強するようになりました。この学校にも特待生で入ったのですが、途中で自分にその資格があるかどうか悩み始めて……。
佐藤
特待生をやめさせてほしいと相談に来たときは驚いたわ。そんなに特待生であることにプレッシャーを感じたなんて、やはり根が真面目なんだと思うな。そこまで思い詰める必要はないと説得して、何とか続けてくれたけど。
三木
おかげで授業料免除の特待生のまま卒業できて、両親には余計な負担をかけずに済みました。ほかにも佐藤先生にはたくさん質問や相談をしましたね。
佐藤
だって授業中も熱心にこちらを見てノートを取っているし、終わると大抵質問しに来てくれるから、私もずっと気が抜けなくて。
三木
でも佐藤先生は明るくて話しやすかったし、同じ学校の卒業生で医療現場も経験されていたので、聞くといろいろ答えてくれるから安心だったんですよ。
佐藤
まだ私も先生になって間もない頃だったから、全力で答えていたんじゃないかな。
三木
そういえば授業では何かノートを見ながら教えてらっしゃいましたね。
佐藤
あ、やっぱり生徒たちにもバレていた? 当時はまだ授業をするのに慣れていなかったから、その時間に教える内容と話の流れを整理したノートを毎回作っていたの。ここはテキストの内容に自分の病院時代のエピソードを加えるとか、こういう質問が出るだろうからこう答えてとか。あとはここでギャグをかまして、みんなを飽きさせないようにとか(笑)。

佐藤由香先生

三木
そんなに細かく準備していたんですか!
佐藤
さすがに今は作らなくても大丈夫になったけど、そのノートは捨てられなくてずっと持っているわよ。あー、でも当時の必死さに比べると、最近は少し熱心さが足りないのかもしれない。久しぶりに三木さんに会って反省したわ。私も先生になって20年以上経つけど、その経験に甘んじることなくもっと努力しないと!
三木
そういえば検定もたくさん受けることになっていて、私たちも大変でしたが、先生方もその指導で大変でしたからね。
佐藤
でも資格があると転職もしやすかったんじゃない?
三木
それはありますね、履歴書にずらずらっと資格名や検定名が書けますし(笑)。それを評価してくれる病院やクリニックは多いと思います。

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うちの子が医療系に進むなら、先生のいるこの学校を勧めるつもり

佐藤
ところで、同級生とは今もよく連絡を取っているんだって?
三木
連絡はよくしてますね。最近は「うちの娘が反抗期で」とか、自分のことより子どもの話題が中心ですけど(笑)。私のところは中学生で、Tちゃんのところが高校生かな。Tちゃんは5人もお子さんがいて。あ、もちろん結婚してない子もいますけど。
佐藤
でも在学中はずっと勉強していたから、そんなに友だちと遊ぶ時間はなかったでしょう。
三木
ええ、卒業してからの方がよく連絡するようになりましたね。お互いに仕事で分からないところを聞いていたからかな。
佐藤
同じ職業人として励まし合っていたのね。でも20年前は医療事務という仕事も定着し始めたばかりで、そこから歴史を作り上げてきた世代だと思うわ。特に昔は学校で医事コンピュータはもちろん通常のパソコンだって教えていなかったし、そういうのはみんな現場で習得してきたんでしょう。
三木
確かに勉強は欠かせません。診療報酬の改定で算定基準がちょくちょく変わるし、最近は手書きカルテから電子カルテに変わるところも多いですから。
佐藤
学校でも今はカリキュラムが変わって、簿記検定は受けずに電卓検定を受けるようにしているの。こんなふうに時代によって変わる部分もあれば、医学や薬理学といった専門分野の基礎知識は今も変わらず教えているけど。
三木
医学や薬理学の知識は、診療報酬の算定で専門用語や薬の名前などを正式名称にするときなどに役立ちますからね。
佐藤
そういう現場で培った知識を今の生徒たちに是非聞かせたいんだけど、今後、先輩として、学校で教えるといったことも考えてくれないかしら。
三木
本当ですか? 実は卒業するとき、ここの先生になれたらと考えたこともあったんですよ。でもどうしよう、今の職場をまだ離れたいとは思わないですし。
佐藤
それなら大丈夫。現場で働きながら、週1回の休診日にここで教えている人もいるから。少し考えてみて。
三木
でも佐藤先生も20年以上ずっと先生を続けてこられて、すごいエネルギーですね。医療事務の教科はもちろん、毎年クラス担任もされているんでしょう。
佐藤
もうね、生徒たちがかわいくてやめられないのよ。特に担任をしているといろいろ苦労も多いけど、そのぶん生徒たちが身近になって。もちろん厳しいことも言うけど、卒業して「この学校で良かった」と話してくれる子が多いのもうれしいし、三木さんのようにずっと働き続けてくれる卒業生がいるのもすごくうれしいの。

三木美香子さん

三木
私もここを卒業して、佐藤先生がずっと担任で、いろいろ話を聞いてもらえて良かったと思いました。本当にお礼を言いたいです。
佐藤
今みたいに仕事をしてくれていることが何よりのお礼よ。これからもお勤めは続けるんでしょう?
三木
ええ、幅広く仕事ができる今の職場が気に入っていますし、働いていない自分はまったく想像できないですから。その意味では、医療事務という一生の仕事が見つかって本当によかったと思います。それもこの学校と先生のおかげですね。
佐藤
私も先生になりたての頃に三木さんのような熱心な生徒に出会えて、本当に勉強になったわ。私を先生として育ててくれた原点だと思う。今回連絡してくれたのも何かの縁だから、これからもよろしくね。
三木
もちろんです。もし私の娘が医療系志望だといったら、この学校を勧めますから。

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