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思い出の先生と会おう
思い出に残る先生と再会しよう

vol.08仙台リゾート&スポーツ専門学校編
櫻井佳子先生(写真左) 仙台リゾート&スポーツ専門学校専任講師。大学卒業後、すでに30年以上も第一線で活躍するベテラン幼児体育指導者。その経験を生かし、三幸学園では幼児体育指導の実践教育を行っている。佐々木領矢先生の在学中は2年間担任を務め、専門科目も担当した。
佐々木領矢さん(写真右) 仙台リゾート&スポーツ専門学校教員。2005年に同校の健康スポーツ科チャイルドスポーツコースを卒業し、櫻井先生の母校でもある仙台大学体育学部に2年次編入学。高校の教員免許(保健体育)を取得して卒業後、2008年から仙台リゾート&スポーツに勤務。

叱るときは容赦なく叱る、櫻井先生は怖い存在だった。

櫻井
佐々木先生は仙台リゾート&スポーツの学校見学に来て、すぐ入学を決めたんですよね。
佐々木
ええ、昔からスポーツは好きでしたが、単に運動を楽しむだけでなく、「歩く」「走る」といった動きの基本から学べる学校を探していたんです。それに将来はこどもたちの指導に携わりたいと考えていたので、こどもの成長過程や心理も勉強できるチャイルドスポーツコースがピッタリでした。
櫻井
担任になって最初に見たときは真面目そうに思えたけど、それも一瞬でしたね。もちろんクラス全体をまとめて引っ張っていく優等生的な面はあったけど、学校以外ではまた違う元気の良さを発揮している感じだろうと(笑)。

佐々木領矢さん

佐々木
でも櫻井先生には、やるべきことをちゃんとやらないとき、人の道に外れるような行動は容赦なく叱られました。私だけでなくクラス全員にとって怖い存在でしたよ。
櫻井
三幸学園に来たら、人としてあるべき態度、言葉づかいを身に付けてほしいからね。卒業してどんな職場で働くときも、人と人との関わりはとても大切。自分が楽しいときに相手の悲しさや苦しさに気付ける、自分が苦しくても相手の楽しさを分かる人になってもらいたいんです。
佐々木
そうした先生の言葉を意識して人と接していると、クラスや実習先、アルバイト先などの人間関係が円滑になることが多かったですね。きちんとあいさつする、相手を思いやる、「報・連・相」を欠かさないといった配慮の大切さが実感できました。そして何といっても印象深いのは掃除。いつだったか教室の掃除が行き届いていないと櫻井先生に指摘されて、机と椅子を一斉に廊下に出して掃除を始めたことがあって。
櫻井
これは今でも学生に言うことだけど、汚れていたりホコリが舞ったりする教室に、こどもたちを入れては絶対に駄目なんです。気管支の弱い子は体調を崩すし、そんな状況では危ない物が落ちていても気付かないでしょう。指導者はこどもたちの周囲に危険がないか、常に気を配る意識が大事。専門学校を出ればその分野を専門的に勉強した人と見られるし、社会で仙台リゾート&スポーツ卒業という看板を背負うなら、「あそこの卒業生はちゃんと勉強している」「しっかりした人間に育っている」と評価されてほしい。そういう実績の積み重ねが、ここの卒業生の誇りにつながると思いますから。
佐々木
しかも先生は「やりなさい」と言うだけでなく、必ず学生たちと一緒に掃除に取り組まれていますよね。
櫻井
自分が率先して「ここまで徹底してやるんだ」と見本にならないと、みんなはついて来ませんから。そして担任の私が厳しく接しても、専門教科の先生方はやわらかい言い方で学生たちをうまくフォローしてくれる、その連携がとても頼もしいですね。
佐々木
最初は気付かなくても、卒業する頃になると「いろんな先生がそれぞれの立場から気にかけてくれたんだ」と分かってきます。三幸学園の教育理念「技能と心の調和」の通り、どの先生も「専門技能だけでなく人間的にも成長してほしい」という意識が強かったのでしょうね。

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専門学校での経験から、指導者育成を学ぶため大学へ。

佐々木
ところで櫻井先生が三幸学園で教えるようになったきっかけは何ですか?
櫻井
こどもたちに幼児体育を教える会社に勤めていたとき、当時の医療校に開設された健康スポーツ科の授業を担当したのが、三幸学園との出会いです。そこでこどもを教える指導者を育てる面白さを知り、専任講師になって、その後に開校した仙台リゾート&スポーツに移ったんですよ。かわいいだけでなく、ぐずっている子や反抗する子にどう興味を持たせるか、保護者にどう対応するか、幼児体育の現場に必要な知識を教えたくて。
佐々木
私もこどもたちを指導するつもりで入学しましたが、在学中に高校のバレーボール部のコーチを頼まれて指導者育成に興味を持ち、大学で指導者を育てる勉強をしようと思いました。それで志望大学の卒業生でもある櫻井先生をはじめ、専門学校にいる大学出身の先生方に話を聞き、「自分は本当に勉強したいのか」と気持ちを固めていったんです。
櫻井
仙台大学にはこんな先生がいる、こんなことを学べるだろうといった話をしましたね。特にコーチングでは有名な先生がいるからと。
佐々木
もちろん卒業研究はその先生の研究室を選びましたよ。でも大学は指導者育成の勉強は充実していましたが、スポーツに関連する教育は専門学校時代の方が濃かったですよ。それに大学は「スポーツが好きだから何となく先生に」と緩い感じで入学した人も多くて、学生のモチベーションも専門学校が高かったと思います。そういえば櫻井先生は幼児体育の現場にも戻られているんでしょう?
櫻井
そう。専門学校で専任講師や担任を続けていると現場から遠ざかってしまうので、改めてこどもたちの様子を直接知りたくなって。今は幼稚園で体育を教えながら、その経験をもとに仙台リゾート&スポーツで指導しているんですよ。また最近は学生たちと一緒に地域の体育教育にも貢献しようと、リゾスポのスタジオでの活動も始めています。
佐々木
そのエネルギーがすごいですね。お休みのときは四国で歩き遍路も続けられているそうですし、そうやって自分と向き合う時間を作っているからこそ、学生にもその真剣な生き方が伝わるのでしょうね。
櫻井
この学内でも刺激を受けることは多いんですよ。先生同士のつながりも深くて、この間もトレーナーの方と話して自身のトレーニングの必要性を感じ、ジムで週1回のパーソナルトレーニングを始めました。ここは指導者として不足していることが学べて、先生も常に成長できる学校なのだと思います。

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三幸学園で学んだ心の教育を、後輩たちに伝えたい。

櫻井
就職活動は大変だったんでしょう。4年生の夏、うちの学校に電話してきたときには通常の採用は終わっていたし。
佐々木
ええ、急な事情で東京など求人が多い地域の教員採用試験が受けられなくて、三幸学園で働けないかと思ったんですが……。それが無理と分かって別の業界を目指して活動を続けました。そして内定先企業に内諾の返事をする直前、4年生の2月に櫻井先生から電話をもらったんですよね。
櫻井
こちらも状況が変わって求人枠ができたので、「それなら彼しかいない!」とすぐに連絡したんですよ。大学に入って教員免許を取るほど強い意志があるなら、うちでも絶対に大丈夫だと思って。
佐々木
そのとき声をかけてもらったのがうれしくて、三幸学園の面接前にも関わらず内定先の企業にお断りの返事をしたんです(笑)。
櫻井
佐々木先生が三幸学園に入って8年、振り返ってどう感じますか?
佐々木
運動する楽しみはもちろんですが、三幸学園が大切にする「心の教育」も後輩たちに引き継ぎたい気持ちが強くなりました。そのためにあいさつや思いやりなど、自分がこの学校で経験したことを再確認しながら学生たちと接していますね。でもここに勤めてから櫻井先生に一度も叱られないのが怖くて。自分は間違ってないのだろうかといつも自問自答しています。

櫻井佳子先生

櫻井
現場で必要なことは自分で気づくしかないですからね。私からはアドバイスしなかったんです。でも悩んでいるとき、うまくいっているときと波を経験しながら成長してきたことは分かるし、ここ2年ほどは自分がやりたいことが見えてきた感じでしょう?
佐々木
確かに三幸学園と学生への思いが深まるにつれ、言葉の選び方や言い回しも変わり、それによってみんなが納得して行動してくれるといった手応えも感じます。8年たって職場の後輩も増え、三幸学園の「技能と心の教育」という考えを後輩にきちんと伝えたいですね。それが学生への教育に反映されることで、「三幸学園らしい」とほめられる卒業生をたくさん社会に送り出すことにつながるのだと思います。
櫻井
私は卒業して10年、20年たった教え子との同窓会をやっているんですよ。そのくらいになると自分の仕事について自信を持って話してくれ、社会人として対等に接してくれます。もう先生と学生ではなく同じ仲間という感じで頼もしいですね。
佐々木
私も教え子の結婚式や同窓会などに出席すると、「学生時代と言葉づかいが変わったな」とか「考え方が大人になったな」とか、それぞれの成長を感じますね。私が大切にしたい、伝えたいと思ってきたことに気付いてくれたんだなと思います。
櫻井
人生の中で三幸学園で過ごす期間は短いのでしょうけど、それでも私たちが関わることで、その子の人生に少しでもプラスになったらうれしいですよね。

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